【もうすぐ発表会です】

 準備は進んでいますか?人前で弾くことはとても緊張しますね。それが当たり前で
「何も緊張などしない…。」という方は、却って残念なことと言えます。「あがって頭が真っ白。」
「手足がガタガ震えてまともに構えられない。」となるから、事前の準備をきちんと行おう
という気になり、それが大きな進歩にもつながるのです。

《私のあがり体験ベスト2》

@ 10年ほど前、上越市のとある中学校にて。
 後輩の新井君(惜しくも故人)と2人でコンサートを行いました。 急に舞い込んできた話でアンサンブルの
都合がつかず、二重奏中心にプログラムを組みました。スタートの“愛のオルゴール”で
先ず楽譜を見失い放浪。続いて慣れているはずの“禁じられた遊び”も手がもつれてヨレヨレ。
声はかすれ、心臓の音だけがやたらに大きく感じられる始末。当然拍手もまばらな、
散々なコンサートとなってしまいました。

〈原因〉・あわただしく準備をしたため、ほとんど練習ができていないのに、ステージに立ってしまった。
     ・二重奏ということで「まあ、なんとかなるだろう。」という、いい加減な気持ちでのぞんだ。
     ・当日も会場へぎりぎりで駆けつけるありさま。


A 7年前、鈴鹿でのフォークコンサートゲスト演奏
 昔の友人が呼んでくれました。フォークコンサートのラストでクラシックギターの音色
みなに聞かせたい、という主催者の意向で20分のミニコンサートを行いました。
フォークの歌はみな上手くプロ顔負けの演奏で、それを聞いているうちに何故か気持ちが
完全に萎縮してしまい。スタートから手が縮んだような状態で、まともに演奏できたのは“枯葉”
くらいでした。後で主催者が、「枯葉がよかった!」と言ってくれたが、裏を返せばそれ以外は×?
状態だったということです。以来そこからは何のお誘いも来ていないことを見て
散々なで演奏だったのは明白です。

〈原因〉この時は、時間をかけて練習をしてゆきました。しかし、その練習が問題で、
当時は難しいところも何回か弾いて、たまたま成功すると「できるようになった!」
と錯覚をしていたように思います。要するに“甘い練習”だったわけです。

上記以外でも恐怖の体験は数多くあります。このように私自身、こうした失敗を重ねてき
ていますので、生徒の皆さんの尻込みするする気持ちは良く分るつもりです。
しかし、そうした失敗があるからこそ、次は何とかしようという強い気持ちが生まれ、良く練習を
するようになったり、姿勢やタッチや演奏法を絶えず進歩させようと日々努力できるように
なるのです。そして、自分の演奏が少しずつ良くなってくると、とてもうれしいものです。
以前弾けなかった曲が何とかできるようになったり、練習の仕方が徐々にわかってきたり、
以前弾いていた曲が前より深く細かく理解できるようになったときは、とても大きな喜びを感じます。
 生涯の楽しみとしてギターはとても良い楽器です。それには、生涯自分の演奏を磨いてゆく
喜びを手に入れてほしいものです。そうすれば、たとえ指が故障しても心にひびく
音楽を奏で続けてゆくことができます。

《発表会は竹の節です。》

 これまでも、発表会を経験された生徒さんはみなギターや音楽の楽しみをしっかりと
身に着けれています。当日の演奏が自分の思い通りできた方も、そうでない方も1年に1回最高の
ステージ体験をすることで、竹の節のように丈夫な音楽愛好者になれるのです。今からでも大丈夫です。
新曲でなくてもよいのです。この1年で演奏した曲で、一番好きな曲を演奏すれば良いと思いまます。
たくさんの、生徒さんの参加を重ねてお願いいたします。

【 速報!! 】
岡山新堀ギター音楽院第30回発表会に行ってきました。
審査員として呼んでいただき、高松ギター音楽院の宮尾先生と二人で最初から最後まで
審査表に書き込みながら聞かせていただきました。

 ・総プログラム数……83(欠席者0)
 ・発表会開始午前10時/終了は午後6時30分
 ・クラシックギター…56プログラム
 ・アコギ………………13プログラム
 ・バンド演奏…………9プログラム
 ・ギター合奏…………5プログラム
 岡山新堀ギター音楽院は中谷貞夫院長先生が

 岡山新堀ギター音楽院は中谷貞夫院長先生が主宰されおり新堀ブランドの独立教室と
しては、茨城についで歴史のある教室です。今回で3回目ですが、一番驚いたのは子供さんの
一部を除いて、ギターの音がみな飛躍的に良くなっていたことです。雑に弾く人は
ほとんどなく、丁寧で温かみのある演奏が大半でした。意外な点はウクレレが少なく、
ソロ&重奏は0で、合奏でも2名ほどでした。
 時々、他の教室の発表会を見るのは勉強になります。選曲演奏の仕方、会の進め方、
スタッフ(みな合奏団の方ですが)の動き等々…。さすがにベテラン教室らしい配慮が行き届い
たものでした。打ち上げはスペイン料理の店を貸切り、100人程が集まって楽しくにぎやかに
行っておりました。


 ギターを手にしてから45年になります。何て言うと年がばれますが、ずっとギターとともに歩んできて、
初めてのソロコンサートです。自分でも信じがたいことです。
中学時代に独学で始め、高校卒業とともに日本ギター音楽学校(現:新堀芸術学院)に入学。
新堀校長のクラスで2年間勉強して卒業。以降は新堀ギターに就職して、教室でレッスンを行う
かたわら、新堀ギターアンサンブル&新堀ギターオーケストラに所属して合奏一筋の生活。
数年後、指揮者になってからは20数年間棒ふりの日々でした。独立して滋賀に来て初めて
ギターのソロと立ち向かったのです。未だに日々新発見の連続ですが、今年は一つの節目
を迎えるので、思い切って有料でのコンサートを行うことにしました。下記の2公演が決定です。

 1、滋賀公演 
    9月21日(金) 19:00 開演 
    於;日本基督教団 近江八幡教会(為心町)
      とても素敵な礼拝堂をお借りして行います。
 2、上越公演
    9月22日(土) 14:00 開演
    於;町屋交流館「高田小町」(上越市高田)
     ギターのソロにはぴったりのようです。


プログラムの予定
    リュート組曲第1番より数曲
    F.ソルの小品と練習曲
    愛の歌……メルツ
    さくら変奏曲……横尾編
    11月のある日……ブロウェル
    アルハンブラの想い出……F.タルレガ
    シャンソンから数曲   他
   佐野陽一氏との2重奏
    アンクラージュマン……ソル

※今回は佐野君に特別出演をお願いしました。2重奏と独奏も演奏してもらいます。 
  チケットは6月頃発売予定です。皆さんよろしくお願いいたします。








【 アンサンブル&市民ギターオーケストラの予定 】
 ◆滋賀市民市民ギターオーケストラ 練習日
  6/9 /23 アクティー近江八幡
  練習曲
  「海の見える街」 「インザムード」「調和の幻想op3-8」

 ◆ギターアンサンブル湖風
  6/2 /16  教室
  練習曲
  「春よ来い」「バロック風“春が来た”」ほか




 2012年大発表会のお知らせ

  今年も素晴らしい音と雰囲気の安土文芸セミナリヨで開催することができます。
  多くの参加を期待しております・・・・・7月1日(日)安土文芸セミナリヨ


 ♪教室からのお知らせ♪

・授業料の納入は口座振替でお願いいたします。
・レッスンは月3回までです。回数制ではありませんので、
生徒さんの都合で2回になっても1ヶ月分です。
(可能な限り振替レッスンも行います)






滋賀新堀ギター音楽院 小山清のギター教室