【 コンサートを終えて 】
皆様のおかげで2つの公演を盛会で終わることができました!心よりお礼申し上げます。
初めてのソロコンサートは、意気込んで計画したものの、日が近づくにつれ不安がいっぱいで
夜もろくろく眠れない日々がつづきました。大勢のお客様の前で立ち往生している自分の姿を夢見たり、
いくら練習してもなかなか成果として上がってこないことに苛立ってみたり、家族には随分迷惑を
かけたのではないかと思います。
でも、やって良かった!と今、しみじみ感じています。一つは、超のつく“あがり症”で腕が縮み上がって
満足に音すら出せない。弾いていても、ミスしない事だけが気になり音楽を演奏している気がしない
というこれまでの状態だったのですが、今回は最初こそ、それこそ気もそぞろで、一瞬パニックに
近くもなりましたが、次第に演奏に集中でき、後半では演奏を楽しんでいる自分に気付きました。
数日前、友人のギタリスト大谷環から「演奏を楽しんで!」というメールが入った時は、「冗談じゃない
こっちはそれどころではない!」と言い返してやりたかった位でしたが、なんとその通りになっているのです。
これで、あがり症が克服できたとは思いませんが、何か今までとは違う感覚で演奏できそうな気が
します。
もう一つは、ギターの独奏と真剣に向き合えたことです。こんなことを書くと「何をいまさら」と言われそう
ですが、正直にそう思います。タッチの点、指使いの点、練習の仕方等々、やはり、ある程度自分を
ぎりぎりな状態まで追い込まないと、なかなか勉強しない怠け者の自分を奮い立たせることができない
ようです。とても、大きな経験と勉強ができたと思います。
先月はプログラム前半を解説しましたで、後半を紹介してゆきます。
《 近江八幡公演 》
為心町の日本キリスト教団近江八幡教会をお借りしてのコンサートは。雰囲気も音も、
そして大きさも、ギターのソロコンサートにふさわしい場所でした。何よりもマイクを使用しなくても、
ギターの音が隅々まで響いてくれことがよかったと思います。どんなに高性能のマイクやアンプでも
生の音にはかないません。さすがにヴォーリズの意志を引き継いだ教会であることを痛感いたしました。
この日は岐阜の川瀬先生ご夫妻が生徒さん7名を誘ってお出で頂きましたし、奈良の杉山先生ご夫妻も
忙しい中お出で頂きました。また、三重の秋田さんからは花篭をいただきました。
堤さんを始め、生徒の皆さんにもたくさんお花をいただき、感激いたしました。
《 上越公演 》
懐かしい人たちに会えることを楽しみに、上越新堀ギターのみなさんからお世話頂き実現しました。
ちょうど、控室から入場してくる方々が見える場所で、次々に知った顔がやってやってくるのが見えました。
新潟時代に大変お世話になったピアノの金子先生。市民オケの設立当初のメンバー。
新堀芸術学院(専門学校)の2部生で学校を支えた面々。そして、私の中学高校時代の同級生。
なかでもビックリしたのは、私高校時代数か月通ったギター教室で一緒に発表会で演奏した牧絵さん
という方が、おいでくださったことです。
実に43年ぶりでしたが、お名前を聞いてすぐその時の演奏まで思い出しました。懐かしい面々を前にして
の演奏は楽しいものでした。また、会場に飾られた滋賀市民ギターオーケストラからの素敵な花をみて
「仲間がここまで来てくれている。」と感じ、とてもうれしく心強かった。が、なんと!?本当に市民オケの
田中さんと大谷さんが来てくだいました。本当に驚きましたが、とてもうれしかった。ありがとうございました。
《 最後に 》
来年はどうしようかな?と考えていましたが、大きな収穫を得たのだから、来年もぜひ行いたいと思います。
また、みなさんにご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
今回の公演では市民オケの方々を始め多くの方から温かく応援していただきました。また、新潟まで
つき会ってくれた賛助出演の佐野さんに感謝です。みなさんありがとうございました!!
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