【 発表会にむけて準備しましょう!  】

@先ず、選曲です。
年々体力が低下してゆきますから、多少負荷をかけて鍛えることも良いかなと思っています。
 必ずしも新しい曲を選ぶ必要はありません。特にキャリアがあり、これまでに何曲も練習
してきた方は、その中で自分のレパートリーとして定着させたい曲を選んだ方が良いと
思います。5ヶ月はあっと言う間です。長い曲をこれから譜読みしていたら間に合いません。
逆にキャリアの長くない方は自分の演奏力をアップさせるためのステップになる曲を
選び発表会まで弾きこむことが大切です。こうして、発表会を大きな節目としてゆくこと
が上達の早道です。

A練習の仕方がとても大切です。

 以前「完璧な練習法」という本を紹介しましたが、やはりあの練習方法でなければいけない、
ということを実感しております。ミスしながらの練習は却ってマイナスにしかなりません。
練習しない方が良いのです。これは大げさでなく本当にそうなのです。運指(指使い)を
確認し、一音一音確認しながらフレーズを区切って練習するしかないのです。当然
スピードは極端に遅くなります。この超スローな練習ができることが素晴らしい演奏を行なう
決め手なのです。
 また、演奏フォームについて私から注意を受けている方は先ずそこを最初に取り組まないと、
ある程度曲が出来上がってもやり直しになってしまいます。フォームほど重要なものは
ありません。プロ野球の選手が打てなくなると、以前のビデを引っ張り出して、現在
のものとどこが違うのか研究すると同様、ベテランの方も知らず知らず変な癖が身について
しまっていることがあります。絶えずチェックを怠りなく。

B曲を良く知って、楽譜に書き込みましょう。

 せっかく一つの曲とじっくり向き合うのですから、その曲ことや、自分に合った運指、
曲想、練習中に気の付いたこと等を楽譜の余白に書き留めましょう。作曲者のことやその
曲どのような内容や意図を持って書かれたのか…。こうしたことを全く無視して只々指を
動かすのは音楽の練習とは言えません。その曲については誰にも負けないほどの勉強を
したら一生のレパートリーとしてゆるぎないものになるはずです。
現在はインターネットで驚くほどの情報が得られる時代です。自分の曲から次々と辿って
作曲者やその時代、国、文化等に至るまで調べてみてはいかがですか。自分の演奏している
曲の価値感が3倍くらい高まるはずです。

C「仕上げは5月中」がメド。

 どんな人でもステージは緊張します。最低1ヶ月前にはミスなく自分の思い通りに演奏
できることが望ましいですね。

第9回発表会 6月22日(日) 文芸セミナリヨ



【 右手のタッチこそギターのいのちです 】

 ステージで緊張して手が震え、なにも弾けないままスゴスゴと退却したことがあります。
又、どうしても左指が思うように弦をとらえてくれない、と感じることがあります。自分の
演奏が不安定で、何か頼りなく思うことがあります。
 こうした問題の根本が実は右手のタッチにあったのです。「右指でしっかり弦をとらえて
から音を出す。」この基本ができていなかったと、最近になって気づきました。(何とギター
を始めて40数年目!!)

弦に右指をつければ当然音は止まります。しっかりつけようと思えば猶更です。しかし、
それでいいのだと感じるようになりました。不自然に聞こえないないのです。却って安定
感のある音が出るのです。そして、冒頭に列挙した問題がどんどん解決してゆくのです。
左指の不安定さも右に原因があったのだと驚く日々です。

 ギター以外に目を転じてみると、ヴァイオリン、チェロはボーイング(右手の弓の使い方)が
永遠の課題と言われています。三味線も撥さばきがとても重要。沖縄の三線もあの陶器
のピックの先端1ミリで音を出すことで、ハリのあるあの響きがだせる。やはり音を出す方の
タッチがとても大切なんですね。

 ギターも右手なんです。しかも、背中から指の先端まで一本のラインでつながっている
ことを自覚できること。手首と表面板に適切な空間があること。爪の削り方と手入れ。
それぞれの関節の役割を良く知っておくこと‥‥等。本当に面白いですね…。えっ、面白く
ないっ!? う〜ん、まだまだですね。


【 2月3月はレッスン日時の変更があります。 】

“近江八幡左義長まつり”が3/15・16に行われます。私は町内の左義長保存会役員に
なっているため、毎日曜日と夜間に作業のお手伝いをします。レッスンが所々変則的に
なります。ご了承ください。

・臨時のお休み…3月14〜16日(前日と当日)
・午前休み…2月〜3月9日までの日曜日
・夜間休み…2月10〜14日(レッスン19:30まで)


また、音楽連盟の会議及び少年補導員の巡回パトロール等もありますので、教室の
レッスンスケジュール表をご確認ください。


【 今年の主な行事予定 】

3月9日(日) ギターアンサンブル湖風ボランティア演奏
4月29日(祝) そよ風コンサート
6月22日(日) 第9回大発表会(文芸セミナリヨ)
8月24日(日) 中部・関西ギターフェス(近江八幡文化会館)
9月13日(土) 八幡堀まちあかりコンサート(予定)
9月26日(金) 独奏の夕べ
10月19日(日) 近江八幡市文化祭
11月9日(日) アコースティックライブ(予定)
11月23日(日) 近江八幡市民音楽祭
12月14日(日) 新堀ギタークリスマスコンサート(予定)
※上記の“予定”となっている行事は会場の都合で日程が変更になることがあります。又、
これ以外も随時イベントが入ってまいります。詳しくは毎月の我楽多通信でご確認下さい。

それゆけ市民ギターオーケストラ
今月はお休みです。


【 アンサンブル&市民ギターオーケストラの予定 】
 ◆滋賀市民市民ギターオーケストラ 練習日
 2/8 /22  〜アクティ近江八幡  ……海の嵐、平和に生きる権利、茶色の小瓶他

 ◆ギターアンサンブル湖風
 2/1 /15 〜教室 ……… スパニッシュ、シェリ―、ガボット、冷静と情熱の、春が来た



 ♪教室からの重要なお知らせ♪

4月1日から消費税が8%になります。 それに伴い授業料も改定になります。
   一般大人8,400円→8,640円
   一般学生7,880円→8,100円


 授業料はできる限り口座振替にて納入をお願い致します。教室での現金納入は領収書等の
事務処理が必要であり、他の人のレッスン時間に影響があります。やむを得ず現金納入
される場合は、つり銭のいらないようご用意ください。

・原則として当日のキャンセルは振替いたしません。1回分にカウントいたします。
・1月、5月、8月以外の月は第5週目の通常レッスンはありません。
 予約は4週目まででお願いいたします。
・レッスン前にチューニングしておいてください。出来ればレッスン10分前に来て練習室で準備を
 済ませレッスンの能率を上げましょう。




滋賀新堀ギター音楽院 小山清のギター教室