新緑が深まり、そよ風が気持ちよく、とても過ごしやすい季節になってきました。手を
温める必要もなく、すぐギターやウクレレを演奏できるのは嬉しいです。さあ!発表会に向
けてしっかり練習しましょう！

1日3回3カ月
　何のことだかわかりますか？ヴァイオリンのスズキ・メソードの創始者鈴木鎮一氏の言
葉です。「弾けるようになった曲を毎日3回3カ月心をこめて弾くことで、より立派な演奏
を身につけることが出来る。」氏は「丁寧に繰り返すこと」をとても大切にしています。ヴ
ァイオリンの幼児教育で世界的なメソードになりましたが、大人の方にも十分当てはまる
ことと思います。曲は使い捨てのもではありません。せっかく練習した曲は何年も何十年
も弾き続け、自分の大切なレパートリーとして楽しんでもらいたいと思います。ですから、
発表会は毎年新しい曲でなくとも良いのです。同じ曲でも、1年間弾き続けた演奏は磨きが
かかり、全く違った輝きを見せてくれると思います。「より良い演奏をしよう」と繰り返す
ことが、技術だけでなく、音楽の理解も一段と深くなります。

曲について、たくさん知ろう！
　変な言い方になりましたが、自分の演奏する曲を徹底的に好きになって、誰よりもその
曲について語れるようになって欲しいですね。音符だけをみて弾き「え?作曲者？知らない」
では音楽の楽しみの半分は捨てているようなものです。自分で選んだり私と相談して決め
たり、きっかけは様々でも、1年近くお付き合いする曲です。どんな人が、何のために、ど
んな気持ちで作ったのかを自分なりに調べてみたり、想像してみたりすることはとても大
切です。こうしたことを知れば知るほど自分の練習している曲が特別のものになってきます。
「調べようにも、資料がない。」という方は、教室のビデオコーナーの下段にある音楽
辞典、ギター基礎講座4巻他をご覧ください。それでも足りない方はお申し出ください。
レッスン室や２Fにはまだまだ資料があります。

発表会の申込は5月中にお願いします。

国際標準ピッチ(ユニバーサルピッチA音＝440Hz)という基準があり、教室でもこれをを採
用してきました。しかし、最近世界最高のベルリンフィルやウィーンフィルでは444Hzが
通常の状態になっています。これは、その方が演奏映えが良いからです。華やかになりま
す。日本でも、ピアノの調律は442Hzが主流になってきております。フルートやヴァイオ
リン等ピアノと共演の機会が多い楽器も自然と442Hzへ移行しております。市民オケでも
フルートパートは欠かせない存在ですし、今後も他の楽器との交流も考えられます。
そうした点を考慮し、ピッチを変更いたします。

A音(ラ)＝４４０Ｈｚ⇒⇒４４２Ｈｚ

〈方法〉
　チューナーに表示されている440を442に変更してください。後はこれまでと全く同じ
やり方で結構です。440等の基準値が表示されないチューナーの場合はこれまでより
２メモリ高めにあわせるとよいと思います。レッスン時に確認しましょう。

 楽しかった　サタデーナイトライブ

去る3月に平成最後のサタデーナイトライブを行いました。ギターの独奏、弾き語り、
ヴィオラ・ダ・ガンバを加えたギターの重奏、フルート＆鍵盤ハーモニカとギタの重奏等々、
市民オケやアンサンブルの皆さんならではの組み合わせで、とても楽しい会になりました。
元市民オケメンバーで、京都の教室へ“押尾コータロー修行”に行っているＴさんも急遽
駆けつけて、演奏してくれました。
サタデーナイトライブは14年前に開校した9月から始めました。「ささやかでもステー
ジ経験を」という事で、当時ベンチャーズに凝っていた惣兵衛さんがヒノキの板を椅子代
わりにと、寄贈してくれました。現在はその板がステージになっています。当初からみな
芸達者で弾き語りの名手もおり、教室を飛び出して他の場所を借り切って行ったこともあ
りました。ライブはライブの温かさがあります。令和も頑張って続けます。

2019年の主な行事予定
　6月23日(日)　第14回大発表会(文芸セミナリヨ)
　8月25日(日)　関西・中部ギターフェス(京都)
　9月23日(祝)　ギター独奏＆重奏の会(予定)
　10月初旬　　　八幡堀まつり、野間邸演奏
　10月中旬　　　近江八幡市民文化祭
　11月24日(日)　近江八幡市民音楽祭(近江八幡文化会館)
　12月中旬　　　クリスマスコンサート(予定)
※上記の“予定”となっている行事は会場の都合で日程が変更になることがあります。
又、これ以外も随時イベントが入ってまいります。詳しくは毎月の我楽多通信でご確認下さい。

滋賀新堀ギター音楽院　小山清のギター教室