新年も1カ月が過ぎようとしています。益々時の流れのスピードが速くなってきたように
思います。例年にない暖冬でまだ本格的な雪が降っていません。私が近江八幡にきてか
ら初めてのことです。あまり寒くないのは良いのですが、何か地球が大きく変わってきて
いるのではないか心配でもあります。農業や漁業等自然と深くかかわっている方々は大変
ではないでしょうか。変動のスピードも加速しているように感じます。
　さて、1年の前半は発表会に向けての準備が中心となります。レッスンも曲中心になって
きます。この数カ月が自分の実力を一気に高めるチャンスです。発表会という節目を一つ
一つ越えて、生涯に渡る音楽人生が開けてゆくものと思います。クラシックギターの人だけ
でなく、アコギの方も弾き語りの方も、ウクレレ、ハーモニカの方も皆さん発表会の
ステージに立ってください。

♪♪準備をしっかりと♪♪

　世界にも広がっているヴァイオリンの“スズキメソード”の創始者。鈴木鎮一氏が本の
なかで「弾けるようになってから毎日3回3カ月続ければ自分のものになる。」と述べてい
ます。人前で演奏するのは緊張もしますし、いつも同じようなコンデションで演奏できる
わけでもありません。しっかり身についてたものでないと中々うまくいかないものです。
鈴木氏の言葉に従えば、発表会が6月21日ですから逆算すると3月21日には弾けるよう
になっていることが理想と言えます。さあ、今の状況はどうでしょうか？中にはこれから
曲を決める人もいると思いますが、いずれにせよ準備を大切に行いましょう。
発表会のステージは最高の音響とパイプオルガンが雰囲気を盛り上げる、文芸セミナリヨです。

♪♪ゆっくり　ユックリ　YUKKRI　SLOWLY♪♪

　改めて繰り返しますが“ゆっくり”程効果のある練習法は他にありません。すこしでも
指がうまく動いてくれないところは3倍くらい遅く練習しましょう。その時、次の点に注意しましょう。　
１、身体の力を抜いてフォームをチェック
２、指だけでなく、手首、肘、肩、背中まで総動員で動かすつもりで弾く。
３、その部分を手でリズムをとりながら声に出して歌ってみる。こうして練習したものは、
必ず身に付き、大切なレパートリーとなってゆきます。

【 再度ギターレストの効用 】

昨年秋ごろからギターレスト及びギターの支持具使用を強く進めておりますが、ギターレ
ストが及びエルゴプレイが自然なフォームをつくるのに最適であり、健康上の点からも推
奨できると確信しました。全くの初心者でも自然なフォームを得ることが出来ます。

今年の主な行事予定
　6月21日(日)　第1５回大発表会(文芸セミナリヨ)
　8月23日(日)　関西・中部ギターフェス(近江八幡)
10月31日(土)　ギター独奏＆重奏の会(予定)
　10月初旬　　　八幡堀まつり、野間邸演奏
　11月22日(日)　近江八幡市民音楽祭(近江八幡文化会館)
　12月中旬　　　クリスマスコンサート(予定)
　※上記の“予定”となっている行事は会場の都合で日程が変更になることがあります。
又、これ以外も随時イベントが入ってまいります。詳しくは毎月の我楽多通信でご確認下
さい。　

(アルト2　井上富枝)　　　

滋賀新堀ギター音楽院　小山清のギター教室